いよいよ暑い夏がやってきますね。
夏の暑さ対策として、
①遮熱フィルムを貼る、
②遮熱効果のある硝子(真空ガラススペーシアクール)
どちらがお得なのでしょうか?
①遮熱フィルムを窓に貼る方法と、
②真空ガラス「スペーシアクール」を導入する方法は、
どちらも室内の遮熱・断熱性能を向上させる手段ですが、
それぞれの性能や効果には明確な違いがあります。
Contents
🔍 遮熱フィルムとスペーシアクールの比較
項目 | 遮熱フィルム | 真空ガラス スペーシアクール |
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遮熱性能(夏) | ○(太陽熱の約30〜80%カット) | ◎(Low-E膜+遮熱ガスで強力に遮熱) |
断熱性能(冬) | △(基本的に断熱性は低い) | ◎(真空層で非常に高い断熱性能) |
可視光透過性 | △〜○(製品によるが暗くなることも) | ○(明るさを保ちつつ遮熱) |
紫外線カット | ◎(99%以上カット) | ◎(99%以上カット) |
結露対策 | △(効果は限定的) | ◎(結露が大幅に軽減) |
施工性 | ◎(既存ガラスに貼るだけ) | △(ガラス交換が必要) |
コスト | ◎(数千円〜1万円/m²程度) | △(3〜7万円/m²前後。既存サッシ利用可) |
耐用年数 | △(5〜10年程度で劣化) | ◎(20年以上の耐久性) |
🧊 遮熱・断熱の違いについて補足
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遮熱:太陽光に含まれる赤外線をカットして夏の室温上昇を抑える。
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断熱:室内外の熱の移動を抑え、冬の暖房効率を高める。
遮熱フィルムは夏の暑さ対策には効果的ですが、
冬の寒さ対策(断熱)にはほとんど効果がありません。
一方、スペーシアクールは夏も冬も対応可能なハイグレード仕様です。
🧊 エネルギー削減効果の見えるか(グラフ)
🔧 選び方のポイント
遮熱フィルムが向いている場合
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夏の暑さ対策だけが目的
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費用を抑えたい
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賃貸住宅などで原状回復が必要
スペーシアクールが向いている場合
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夏冬両方の快適性を高めたい
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長期的な光熱費の削減を考えている
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結露や防音なども含めてトータルに改善したい
✅ 結論
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短期的・費用重視なら遮熱フィルム
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長期的・性能重視ならスペーシアクール
特に築年数が経っていて窓の性能を根本的に改善したい場合は、スペーシアクールが最も効果的です。